18日午後、神戸市中央区の自営業の男性(60)が「投資話で現金約4464万円をだまし取られた」と兵庫県警葺合署に届け出た。同署は詐欺事件として調べている。
同署によると、男性は1月9日、スマートフォンの通信アプリLINE(ライン)で、女性をかたる人物から投資関連のグループに招待され、メンバーから指定されたアプリをダウンロードした。口座に外国為替証拠金取引(FX)や金取引の資金を入金するよう求められ、4月12日まで9回にわたって約4464万円を振り込んだという。
アプリ上では利益が出ているように表示されていたため、男性は途中で出金を依頼したが、相手から交流サイト(SNS)を通し「口座に28万ドルを残さないといけない」「指導料や所得税が必要」などと伝えられ入金を重ねた。「マネーロンダリング(資金洗浄)の保証金が必要」との指示を不審に思い、家族に相談して詐欺に気付いたという。