協定結び地域防災力強化 港北区とイオンスタイル横浜高田 横浜市港北区

一時避難場所となるイオンスタイル横浜高田

市営地下鉄グリーンライン「高田駅」そばの工場跡地に4月26日(金)にオープンする商業施設、イオンスタイル横浜高田(そよら横浜高田)は4月12日、港北区と「地域防災力強化等に関する協定」を結んだ。

同日、港北区役所で協定書の締結式が行われた。これにより両者は、「災害発生時などに、店舗駐車場を一時避難所として避難者の受け入れ実施」「災害時の情報提供や日常的な情報発信の実施」「区民サービスの向上や地域の活性化に資する取組み」などに関して協力していく。

同社による行政との協定は神奈川県内で11カ所目。また港北区は、帰宅困難者の受け入れや飲料水、段ボール資材などの提供等、防災に関してこれまでにも様々な事業者と協定を結んでいるが、一時避難場所に関する協定は今回が初。鶴見川水系の早渕川が流れる地域で、氾濫時には3m以下の浸水があることを危惧する住民たちの声を受けた形だ。

乗用車200台分を収容できる立体駐車場の2階・3階(屋上)を災害時の一時避難場所として活用する。同店の西澤正明店長は「モノを売るだけでなく、地域の人たちが安心・安全に利用できる施設になれれば」と話し、竹下幸紀港北区長は「お力添えがありがたい。今後は地域の人たちが具体的に訓練を行えるような提案をしていきたい」とした。

協定書を持つ竹下区長(左)と西澤店長

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