【阪神】佐藤輝明の劇的サヨナラ打で3連勝 岡田監督は逆襲予告「今年のチームが分かってきた」

延長10回、サヨナラ打を放ち喜ぶ阪神・佐藤輝(左)

阪神は18日の巨人戦(甲子園)に2―1でサヨナラ勝ちし、引き分けを挟み3連勝。最大3あった借金を完済し、勝率5割に星を戻した。延長10回無死満塁の好機で打席に入った佐藤輝明内野手が巨人の守護神・大勢の投じた155キロ直球を右前へ弾き返し、ロースコアの投手戦にケリをつけた。

接戦ばかりが続く試合後の岡田彰布監督(66)は試合後のテレビインタビューではヘトヘト顔ながらも、8回4安打1失点と力投した先発の西勇を「前回も含め、ずっといいピッチングをしてくれている」と称賛。10回無死一塁から中前打を放ち一、三塁と好機を拡大させた森下についても「ずっと良かったので。もうバントをさせるような選手ではない」とプロ入り2年目の成長を素直に認めた。

長く貧打に苦しんできたチームは、5日のヤクルト戦(神宮)以来となる2桁安打。「うれしいですよね?」と水を向けられると「こんなんで喜んでたらダメですよ。やっとというかね。もう」と虎指揮官は苦笑い。「これから徐々にね。今年のチームが分かってきた。これからですね」と逆襲開始を予告した。

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