【新日本】オーカーンと上村優也がKOPW戦ルール提案 「地方再生マッチ~広島編~」か「キャッチルール61分3本勝負」

KOPW争奪戦のルールプレゼンを行ったグレート-О―カーン(左)と上村優也

新日本プロレス27日広島大会でKOPW争奪戦に臨む保持者・グレート―O―カーンと挑戦者・上村優也(29)がルールプレゼン会見で双方の案を提案した。

KOPW争奪戦は基本的に双方が試合のルールを提案し、ファン投票で多数を集めた方が採用される。それに先駆けて18日、双方のルールプレゼンテーション会見が実施された。

挑戦者の上村は「キャッチルール61分3本勝負」を提案。打撃技は認められず、使用できるのは絞め、関節技、投げのみ。その他は通常のプロレスで行われる。「今のチャンピオンがオーカーンだからこそ、このルールでやりたいと思ったのと、もう一つ提案した理由があるんですが。それは改めてチャンピオンになった時に発表させていただきます」と説明した。

一方のオーカーンは「地方再生マッチ~広島編~」と、3月浜松大会で行われた前回の防衛戦同様のご当地ルールを作成した。無制限3ラウンド制で、2ラウンド先取した方が勝者。1ラウンド目はマツダ車で使用しているタイヤをリング上で4つ積み上げた方が勝利、2ラウンド目は広島レモンの早食い対決、3ラウンド目は相手をテーブルにクラッシュさせた方が勝利するノーDQテーブルクラッシュマッチで行われる。さらにオーカーンは「上村が負けた場合、レモンを100個買うこと、そして上村が負けたらマツダ車に乗り続けること。まあ、これはご褒美でもあるかな。ちゃんと広島市民のためにカネを使うように。それをSNSで載せることが条件だ」と、上村が負けた際の条件を追加した。

なぜか自身だけに不利益な条件が突きつけられた一方的なオーカーン案を受けて、上村も自身のルールに条件を追加。敗者が勝者に広島県産のかきを30個献上することが義務付けられた。

マツダもレモンもかきも広島名物に違いないが、このような取り上げられ方で果たして広島県民が喜ぶのかは、いささか疑問が残る。浜松編の勝利で味をしめたのは確実だが、ここまで奇をてらったルールがファン投票で敗れてしまった場合、オーカーンは自身が滑っていたことを潔く認めるべきだろう。

ともあれファン投票は19日朝10時から、22日朝10時までの3日間、新日本プロレスの公式X(旧ツイッター)で行われる。

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