【三国ボート・ルーキーS】前田翔 5コース差しでV「優勝戦で一番悪いエンジンだったので気楽に」

三国ルーキーSを制した前田翔

ボートレース三国の「スカパー!・JLC杯 ルーキーシリーズ第8戦」は18日、優勝戦が行われ、前田翔(24=愛知)が5コースから差して快勝。2022年10月の浜名湖以来、通算2回目のVを飾った。

進入は枠なりの3対3。スタートは後手に回るが、2、3、4号艇が揃って1号艇をめがけてまくりを放ってガラ空きとなったブイ際をズバッと差してバック先頭。その後は1号艇・佐藤隆太郎の猛追を振り切って先頭でゴールした。

レース後は「願ってもない展開。ツイてましたね。優勝戦の中では一番悪いエンジンだったので気楽に乗れたのも良かった。(佐藤に)あんなに追われると思わなかったけど、冷静にターンマークを回ることを意識して、しのぐことができました」と笑顔を見せた。

初Vから約1年半のブランクが空いての優勝には「長かったですね。優勝戦には何回も乗っているのにできなくて、ずっとプレッシャーでした」とホッとした表情。「これからまた優勝を重ねていきたい。今後はGⅠに呼ばれて、そこで活躍できる選手になりたい」とさらなら飛躍を誓った。

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