レアル・マドリードのイングランド代表MFジュード・べリンガムが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、セカンドレグのマンチェスター・シティ戦を振り返り、カルロ・アンチェロッティ監督のチームに与える影響力について語った。イギリス『TNT Sports』が伝えている。
レアル・マドリードは現地時間4月17日、CL準々決勝セカンドレグのマンチェスター・シティ戦に臨んだ。ファーストレグを3-3で終えた両者は、セカンドレグでもお互い譲らず1-1(2戦合計:4-4)とPK戦に突入。3-4とPK戦を制したレアル・マドリードが準決勝に駒を進めた。
試合の大半が劣勢で粘り強く戦ったレアル・マドリード。べリンガムは「試合に多くの力を注ぎ、勝てたことはご褒美だ」と語り、死闘となった試合を振り返った。
「彼らはボールを動かし続け、絶えず探りを入れてくる。我々を移動させ、時には行きたくないところまで動かされる。しかし、そうしないと彼らの思うままとなってしまう。マンチェスター・シティが優勢となり、観客が盛り上がると、ほとんどのチームは崩れ落ちるだろうが、我々は本当によく耐え、懸命に頑張った」
アンチェロッティ監督はレアル・マドリードで2回、ミランでも2回のCL優勝しており、CL史上最も多く獲得した監督だ。CLを知り尽くすアンチェロッティ監督がもたらす影響について問われたべリンガムは次のように説明。レアル・マドリードの強さを語っている。
「我々の最大の強みは、選手が自由にプレーできる方法を監督が見つけてくれることだ。パススタイルやプレーパターンがもう少し構造化されているチームもあるが、我々は即興性を一つの強みとしている」
「監督は男として落ち着きと自信を与えてくれる。試合前に彼があくびをしているのを見て『ボス、疲れてますか?』と聞いたら『そうだな、あそこ(ピッチ)で私を盛り上げてくれ』と言われた。彼にはそういう自信の落ち着きがあるんだ」