【鳴門ボート・PGⅠマスターズC】良機と組む中谷朋子が巻き返し「お客さんに買ってもらっている」

中谷朋子

ボートレース鳴門のプレミアムGⅠ「第18回マスターズチャンピオン」は18日、予選3日目が行われた。

中谷朋子(47=兵庫)の初日2走は6、4着。女子戦の強豪も百戦錬磨の男子一線級の中に入ると厳しいと思わせたが、2日目10Rで吉田俊彦を差し切り初勝利をあげると3日目4Rは2番差しからバックでグイグイ押し上げ林美憲と白井英治に先着する2着。4日目2走に予選突破の望みをつないだ。

「回転は合っていた。足は全体的に悪いところはない。あとは回転を合わせるだけ」と優良機と目された25号機(初下ろしで小坂尚哉がV)の調整に正解を見つけると機素性の良さをいかんなく発揮。中谷の過去6か月の平均スタートタイミングがコンマ20とGⅠでは致命的な遅さだ。しかし、今節に限ればコンマ11。数字が行き足の良さを物語る。

「新人じゃないのでね。お客さんに買ってもらっている分、仕事として頑張りたい」。ここ数年のSGやプレミアムGⅠでは女子選手の活躍が目を引く。第14回大会の日高逸子以来となる女子の「マスターズ」優出へ全力投球だ。

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