ホンダのインド二輪車法人、ホンダモーターサイクルアンドスクーターインディア(HMSI)は18日、北部ハリヤナ州のマネサール工場に完全ノックダウン(CKD)輸出用のエンジンの組み立てラインを新設したと発表した。同工場からの輸出を強化する。
生産するエンジンの排気量は100~300ccとなる。生産能力は1日600基。新ラインはカメラ検査システムを備えるほか、部品や工程の追跡ができる仕様になっている。HMSIの大谷包社長は報道資料を通じて「新ラインの稼働を弾みに、輸出の能力をさらに高めたい」と抱負を語った。
マネサール工場には現在、完成車の組み立てライン1本とエンジンの組み立てライン2本がある。HMSIはマネサール工場を含めインドに四つの工場を持ち、日本や欧米、中東などの58カ国・地域に製品を輸出している。