韓国固定通信事業者のＳＫブロードバンドは17日、業界で初めて、南極で量子セキュリティー技術を活用した「ドローン４Ｋ映像」のリアルタイム転送に成功したと発表した。
同社は韓国通信大手のＳＫテレコム（ＳＫＴ）やドローン製造を手がける地場ファインＶＴとコンソーシアム（企業連合）を構成。今年２月には南極でドローン撮影した４Ｋ暗号化映像をリアルタイムで転送する実証作業を終えた。
この実証作業は、韓国科学技術情報通信省と韓国知能情報社会振興院が2023年６月から主管する実証事業の一環として行われた。ＳＫブロードバンドは実証事業に先立って、セキュリティー企業ＫＣＳと協力して国家情報院の「暗号モジュール検証プログラム（ＫＣＭＶＰ）」認証を取得した。
ＳＫブロードバンドは量子技術基盤の多様な応用サービスを発掘して、商用化への支援を強化する。
