【マレーシア】ホワイトカラー求人、1Qは12%減=JAC[経済]

人材紹介大手ジェイエイシーリクルートメント(JAC)が18日発表した2024年第1四半期(1~3月)のホワイトカラー人材紹介市場の動向によると、同社のマレーシアでの求人数は前年同期比12%減となった。ただ、前四半期比では18%増加した。

JACによれば、マレーシアの雇用市場は、経済成長に伴い回復の兆しを見せ、失業率は3.3%と低水準で推移。新型コロナウイルス禍前だった19年の平均よりやや高いが、雇用者数は前年から2%増加した一方、失業者数は5%近く減少している。

雇用形態別に見ると、企業に勤める従業員が約75.2%と大半を占め、前年比で1.3%増加しているのが興味深い点だという。また、24年1月のマレーシア国内の求人件数は約9万4,100件まで回復しており、求職者にとって状況は好転している。

求職者は、活発化する転職市場に対して積極的にアプローチしている。教育コースやワークショップの受講、新しいソフトウエアプログラムの習得など、スキルの幅を広げる手段を具体的に検討しているという。

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