米3月中古住宅販売、前月比4.3%減の419万戸

[ワシントン 18日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が18日発表した3月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比4.3%減の419万戸だった。ロイターがまとめた市場予想の420万戸をやや下回った。

高金利と住宅価格の上昇が住宅購入希望者の足かせとなった。

4つの地域別では、2023年11月以来の増加となった北東部を除く3地域(中西部、南部、西部)が減った。

24年3月の全体の販売戸数の前年同月比は3.7%減った。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「落ち込んだ局面からは回復しているものの、政策金利が大きな動きを見せていないため住宅販売は停滞している」と指摘した。

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデータによると、30年固定金利住宅ローン金利の平均は7%近くに上昇した。

3月の住宅在庫は前月比4.7%増の111万戸。前年同月比で14.4%増えたものの、コロナ禍前の約200万戸を依然として下回っている。

販売ペースに基づく在庫の消化期間は3.2カ月。前年同月は2.7カ月だった。健全な需給バランスは4─7カ月とされている。

販売価格の中央値は前年同月比4.8%上昇の39万3500ドルと、3月としては過去最高だった。住宅価格は4地域全てで上昇した。

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