19日(金)晴れても黄砂に注意  関東以西は初夏の陽気

19日(金)の天気と最高気温

 19日(金)も九州~東北の広い範囲に黄砂が飛来する予想。見通しの悪化や車や洗濯物などへの付着、健康への影響にも注意したい。沖縄や九州~関東は、晴れて初夏の陽気になりそうだ。一方、新潟や北日本は雲が多く、雨が降る所もあり、この時季本来の気温になる見込み。

19日(金)九州~東北は黄砂に注意 所により濃くなる可能性も

19日(金)の黄砂予想

 19日(金)も九州~東北の広い範囲に黄砂が飛来し、遠くの空がかすんで見える所がありそうだ。所によっては、視程が5キロ未満になる可能性があるため、車や洗濯物などに黄砂が付着したり、見通しの悪化で交通機関への影響が出るおそれがある。呼吸器系の疾患などを持つ人は、アレルギー症状の悪化にも注意が必要だ。

19日(金)関東以西は晴れて夏日の所も 北日本は花曇り

19日(金)の天気分布

 19日(金)は、沖縄や九州~関東は、次第に南からの高気圧に覆われるため、広い範囲で晴れる見込み。朝は放射冷却により内陸を中心に冷えた所が多くなったが、日中は日差しとともに気温が上がり、夏日になる所もありそうだ。一方で、寒気の影響が残る新潟や北日本では、雲が多く、午後は山沿いを中心ににわか雨の所がある見込み。

20日(土)~21日(日) 西から雨雲広がる 地震の被災地は土砂災害に注意

20日(土)と21日(日)の雨雲の予想

 20日(土)は、西から前線を伴った低気圧が近づくため、西から天気は下り坂になりそうだ。九州は午後から、中国・四国地方は、日中は晴れても夜には雨が降る見込み。21日(日)は、西・東日本の広い範囲で雨が降り、西日本の太平洋側は雨脚が強まりそうだ。地震で揺れが大きかった愛媛県や高知県では、地盤が緩んでいる所があるため、雨による土砂災害に注意だ。

(気象予報士・大隅智子)

© 株式会社ウェザーマップ