遊んで「元素」学ぼう つくばエキスポセンター ユニーク体験型展示 茨城

元素名が書かれた円筒を積み上げる展示。バランスの良い食事を取ることを学ぶ=つくば市吾妻

物質を構成する基本的な成分「元素」が、人々の生活にどう役立っているか紹介する企画展「世界の〝もと〟はげ・ん・そ!?」が、茨城県つくば市吾妻のつくばエキスポセンター(中原徹館長)で開かれている。体験型の展示を多数用意し、子どもたちが遊びながら元素の性質を学べる内容となっている。

同展は五つのコーナーで構成。「ライフ」のコーナーでは食べ物と元素の関係を、「テクノロジー」はパソコン基板からレアメタルリサイクルの重要性を、「エコ」は温暖化やダイオキシンなど有害化学物質についてそれぞれ解説する。

体験展示では、自分の体を構成する元素の重さが分かる「人体元素スキャナー」など、ユニークな展示が目を引く。元素名が書かれた17個の円筒を崩れぬように積み上げ、バランス良い食事を取る大切さを学ぶコーナーもある。

企画展を担当した斉藤俊明さんは「子どもたちに分かりやすい展示を心がけた。それぞれの元素が私たちの生活を支えていることを知ってほしい」と話している。

会期は5月12日まで。入館料で見学可能。大人500円、子ども250円、3歳以下無料。

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