石田ゆり子が初出演のNHK朝ドラで貫禄のふるまい 「現場の母」として存在感

石田ゆり子

NHK連続テレビ小説「虎に翼」に出演中の石田ゆり子(54)が、撮影現場で〝現場の母〟として慕われているという。

「虎に翼」は、伊藤沙莉がヒロインを務め、石田は伊藤演じる猪爪寅子の母親・はる役。昭和の〝肝っ玉母さん〟を演じている。石田にとって今作は初めての朝ドラ出演となる。

過去に何度もヒロインオーディションに落ちた経験もあり、プレッシャーを感じながらクランクインしたのかと思いきや、さすがベテランだ。

NHK関係者は「百戦錬磨の女優さんですよ。プレッシャーどころか撮影当初から緊張気味の伊藤さんに声をかけ、食卓シーンに並ぶ料理を一緒に作るなどしてリラックスさせていました。また、一家団らんのシーンでは、父親役の岡部たかしさんが幼いころ母親からハシの持ち方を教えてもらえなかったといい、石田さんが岡部さんに教えて感謝されていました。休憩時間は伊藤さんら共演者がいつも周りにいて〝現場の母〟として慕われています」と語る。

今年1月クールのドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(TBS系)でも芦田愛菜の母親役を熱演していた石田。今作と並行して撮影が行われていたため、自身のインスタグラムでも「かたや昭和の厳しいお母さん かたや令和の自由なアーティストお母さん」と、その大変さをつづっていた。

「朝ドラ初出演の上に、2作同時に撮影するのも初体験だったそうです。そんな中でも気配りを欠かさない石田さんにスタッフも感服しています」(同)

今後の作品でも重宝されそうだ。

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