18日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『チャンピオン・カーニバル2024【開幕戦】』が開催。安齊勇馬が斉藤ジュンを制してチャンピオン・カーニバル白星スタートを決めた。
チャンピオン・カーニバル（以下：CC）は、全日本プロレスで春の風物詩として行われるシングル最強の選手を決めるリーグ戦。今年はA,Bの2ブロックに分かれて計14選手が参戦した。
今年のCCは、最年少三冠ヘビー級王者となった安齊勇馬を中心に、日本のファンにもおなじみのデイビーボーイ・スミスJr.や、AEWやWWE（NXT）でも活躍したロード・クルーといった外国人選手の活躍に注目が集まっている。
メインイベントでは、Bブロック公式戦として安齊勇馬vs斉藤ジュンの試合が実施。
三冠王者の安齊と、世界タッグ王者のジュンが闘う“チャンピオン・カーニバル”の名に恥じない豪華なカードが開幕戦で実現した。
試合序盤はジュンが体格差を活かしたパワーファイトで圧倒し、場外戦でも会場全体を使って大暴れ。スピアーやジャックハマーなどの豪快技で攻め立てる。
我慢の試合が続いた安齊だったが、フロント・スープレックスやドラゴン・スープレックスなど得意の投げ技を立て続けに決め、カウンターのジャンピングニーを決めて逆転。必殺のジャーマン・スープレックス・ホールドはカウント2で返されてしまうが、安齊はCCのために開発してきたという新技“ギムレット”（※相手を片方の肩に担いでから放つ変形パワーボム）を初公開し、3カウントを奪った。
マイクを取った安齊は、「初戦勝ったってことは、このまま誰が優勝するかわかりますよね？誰が優勝すると思いますか？このCC、俺が勝つ相手はBブロックだけじゃない。Aブロックの奴らと、時代も、歴史も、記録と全部闘って、俺が絶対勝ってやる。だから、このチャンピオンカーニバル、全日本プロレスを、俺のことを……俺だけのことを見ててください。男の、約束です」と小指を立てつつ爽やかにマイク。場内は主に女性ファンの大歓声に満ち溢れた。
バックステージで最後の新技について聞かれた安齊は、「名前はギムレットにしようと思います。意味は……調べてください（笑）意味は2通りあるので、是非考えてみてください」と不敵な笑みを浮かべつつ、謎掛けを残して去っていった。
