丹内祐次騎手JRA通算500勝&福島リーディングへ向けて全力プレー 「昔はすごく遠い数字に感じていた」

 JRA通算500勝にあと3勝と迫る丹内

 第1回福島競馬(6日間)が最終週を迎える。現在、開催リーディングトップを走るのが丹内祐次騎手(38)=美浦・フリー。若手騎手限定戦もあるなか、特別戦2勝を含む4勝を挙げて存在感を示している。

 ラストウイークへ向けての意気込みを聞くと「特に意識はしていないです」と自然体で臨むが、少し間をあけた後に「あと3つ勝てれば」と意欲的な一面も。現在、JRA通算497勝。節目が目前に迫ってきた。

 デビューから21年目。「昔はすごく遠い数字に感じていた」と若き頃を思い返すが、仕事に対するひたむきな姿勢が実を結び、22年にはキャリアハイの64勝をマーク。昨年は53勝。今年も現在24勝と、コンスタントに勝ち星を積み重ねてきた。「最近はたくさん勝たせてもらっている。今後もケガだけ気をつけて頑張りたい。あと3つ勝って、リーディングを獲れればいいですね」と最終週も全力プレーを誓う。

 土曜11R福島牝馬Sはトーセンローリエとのコンビ。テン乗りだが、追い切りに騎乗して「背中のいい馬。仕上がりもいいし、狙っていきたい」と、22年エルムS(フルデプスリーダー)以来の重賞Vへ意欲。他にも、「千二でもOK」と手応え十分の土曜9Rエールトゥヘヴンなどで勝ち星量産を狙う。(デイリースポーツ・松浦孝司)

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