日本ハム・伊藤「長いイニングを投げられるように」19日ロッテ戦先発 好調の要因は「ファーストストライク率が高くて自分優位なカウントで進められる」

 ブルペンで投球する伊藤=17日(撮影・中島達哉)

 19日のロッテ戦(エスコンフィールド)に先発する日本ハムの伊藤大海投手(26)が今季本拠地初勝利を狙う。「いろいろ考えながらしっかり長いイニングを投げられるようにやっていきたい」と話し、「完投?そうですね。そのうち、できればなと」語った。

 開幕投手を務めた今季はここまで2勝0敗、防御率0.95と、エースとして抜群の存在感を見せている。武器のスライダーに加えて、投げ分けるスプリットとフォークの制球力もアップ。「取りたいときにストライクが取れている。ファーストストライク率が高くて、自分優位なカウントで進められていると感じている。いろいろな駆け引きが出てくると思うけど、取りたいときにストライクが取れているのは、すごく良い状態かなと思います」と明かした。

 ロッテは開幕戦で対戦。6回無失点で勝利投手となった。「外国人選手2人も、よく当たっている。当たり前ですけど、その前にランナーを出さないこと。いかに最少失点で切り抜けるかっていうところになると思う。まずしっかりゲームメークできるように投げていきたい」と警戒して臨む。

 昨季はホームのエスコンフィールドで11試合に登板。1勝7敗、防御率5.10と苦しんだ。今季は5日の西武戦に登板。7回3安打2失点に抑えながら、自身に勝敗はつかなかった。「先制点を与えないようにしっかりやって、点を取ってくれることを願いながら投げたい」。昨季鬼門となったホームでエースの役割を果たす。

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