逆境で見えた大谷翔平の人となり 水原騒動受けても打率.360、指揮官「うろたえないと学んだよ」

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

17日3安打でメジャートップに

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)のナショナルズで3安打。この時点で安打数メジャートップに立つなど結果を残している。同日、米メディアはデーブ・ロバーツ監督のコメントを紹介。通訳を務めてきた水原容疑者の解雇があった中でも成績を残す姿に「私は彼がうろたえないということを学んだよ」と話したという。

0-2でチームが敗れた試合。大谷は3安打と結果を残した。今季安打数31本で、17日時点でベッツ、アルトゥーベに並びメジャートップに浮上。打率.360も同6位、OPS1.040も同10位タイ。得点圏打率こそ.053だが、高い数値をマークしている。

開幕直後、大谷の通訳を長年務めた水原一平容疑者が銀行詐欺罪で訴追された。大谷の口座から1600万ドル(約24億5000万円)以上を不正送金したとされている。影響が心配される中でも変わらない大谷に指揮官は称賛を贈った。

米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門Xが「デーブ・ロバーツは今季のショウヘイ・オオタニの落ち着きを高く評価している」と記し、ロバーツ監督のコメントを紹介している。

「逆境を経験するまでは、本当に人となりを知ることはない。フィールド上のことでも、今回のフィールド外のことでもね。私は彼がうろたえないということを学んだよ」。大谷の精神力に感銘を受けたようだった。

THE ANSWER編集部

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