OJシンプソン、小さな葬儀が執り行われる

OJシンプソンの葬儀が行われた。今月10日にがんにより76歳で他界した元NFL選手シンプソンの小さな葬儀が17日(水)ラスベガスのパーム葬儀場で行われた後、遺体が火葬された。

火葬に出席したシンプソンの遺産管理を担う弁護士のマルコム・ラヴァーンは、「ほかにも出席者がいましたが、私はそれが誰だかを明らかにするつもりはありません」とRadarOnline.comに話している。

バッファロー・ビルズで活躍したシンプソンの追悼式は計画されておらず、4人の子供たちは受け取った遺灰を「父親の遺志に従い、好きなようにする」という。

シンプソンは、1994年に元妻ニコール・ブラウンとその友人ロン・ゴールドマンがロサンゼルスのニコールの自宅で遺体で発見されたことから殺人容疑で逮捕されたが、翌年無罪判決を受けていた。しかし2年後の民事裁判で、2人の死の責任を問われ、遺族に3350万ドル(約51億8000万円)の損害賠償を命じられていた。

シンプソンが死亡した直後にラヴァーンは、2人の遺族には、遺産が「全く」渡らないと発言したものの、後にそれを撤回、「前もって言っておきますが(ロンの父親)フレッド・ゴールドマンの主張は受け入れらます。そしてネバダ州法に従って処理されます」とハリウッド・リポーターに語り、ニコールやロンの遺族と共に話し合う機会を持ち、シンプソンの遺産で「できることに」について「超透明性」をもって対処してゆくと誓っていた。

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