サクランボ、笑顔もキラリ 東根で観光果樹園が開園

サクランボ観光果樹園がオープンし、もぎ取りを楽しむ園児たち=東根市・神町りんご研究所

 東根市のサクランボ観光果樹園のオープニングセレモニーが18日、同市の神町りんご研究所で開かれ、サクランボ狩りシーズンが始まった。園児らが温室ハウス内で赤く色付いた「佐藤錦」を味わい、一足早く初夏の味覚を楽しんだ。

 セレモニーでは佐藤茂美市観光物産協会長、土田正剛市長が「生産者が丹精込めて作った。多くの人に来園して味わってほしい」などと述べた。地元の認定こども園・神町幼稚園の園児は、真っ赤な実を口に含むと「おいしい」と笑みを浮かべた。温度管理などに細心の注意を払ってきた園主の須藤一元(かずもと)さん(58)は「今年も大きくて甘い、納得できるサクランボができた」と話した。

 市観光物産協会には20のサクランボ観光果樹園が加盟する。この日は温室栽培8カ所のうち2カ所が開園した。6月中旬に露地物が始まり、7月上旬まで楽しめる。

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