主演・柳楽優弥、ヒロイン・黒島結菜、監督・堤幸彦で人気漫画『夏目アラタの結婚』を映画化! 特報解禁

映画『夏目アラタの結婚』ティザービジュアル(C)乃木坂太郎/小学館 (C)2024映画「夏目アラタの結婚」製作委員会

累計発行部数240万部の乃木坂太郎による漫画『夏目アラタの結婚』が、主演に柳楽優弥、ヒロイン役に黒島結菜を迎えて堤幸彦監督により実写映画化され、9月6日より全国公開されることが決定。併せて、ティザービジュアルと特報映像が解禁された。

原作漫画は、連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる獄中サスペンス。主人公・アラタと死刑囚・真珠との頭脳戦や二転三転する展開が読者を引きつけ、「次にくるマンガ大賞 2020」U‐NEXT特別賞コミックス部門を受賞、世界最大級の日本アニメ・マンガのコミュニティーサイト「MyAnimeList」でも紹介された。

“品川ピエロ”の異名で知られ、日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人・品川真珠。死刑囚として収監されている22歳の真珠のもとを訪れた、元ヤンキーで児童相談所の職員である夏目アラタは、突如“獄中結婚”を申し出るのだった…。

日本中を震え上がらせた連続殺人事件の遺族から相談を受け、死刑囚に会いに行く元ヤンキーで児童相談所の職員である夏目アラタ役には柳楽優弥。事件の真相を探るため真珠に結婚を申し込むも、彼女にほんろうされ続けるアラタを熱演。今まで自身が演じてきていないタイプの役柄と本人も語る難役に挑んでいる。

そして、物語の鍵を握る“品川ピエロ”の異名をもつ連続殺人犯にして死刑囚の品川真珠役には黒島結菜。過去の天真らんまんで爽やかなイメージからは想像もできないキャラクターで、新境地に挑む。コミックス上でも印象的な真珠の大きな特徴が、笑う時に映る“ガタガタの歯並び”。今回の映像化に際して黒島はその特徴的な歯並びをスタッフと共に5ヵ月かけて再現し、原作のイメージに沿った衝撃的な姿で人々を恐怖に陥れるリアルな真珠を好演している。

特報映像は、主人公・夏目アラタ(柳楽)が「俺と結婚しようぜ」と連続殺人犯・品川真珠(黒島)にプロポーズする言葉で幕を開ける。“品川ピエロ”の異名で日本中を震え上がらせ、死刑囚として収監されている22歳の品川真珠。元ヤンキーで児童相談所の職員である夏目アラタは、連続殺人犯・真珠のもとを訪れ、突如“獄中結婚”を申し出るのだが…。一方の真珠はガラス越しにアラタに迫りながら「もう絶対離れないから」と恐ろしい目つきでアラタを見つめたかと思いきや、ガタガタの歯を出しながらピエロさながらの不敵な笑みを見せる。

「これから、その経緯をお話します」と語りかけるのは、特報全編にわたってナレーションを担当した声優・緒方恵美。獄中結婚する衝撃の展開から、この先に、どんな展開が待っているのか。アラタと真珠の駆け引き、その告白から予想だにしない結末が訪れる。

ティザービジュアルは、黒いタキシードを着た夏目アラタとウエディングドレスに身を包んだ品川真珠の姿。普通の結婚式のようないでたちだが、「このあと俺は、死刑囚(カノジョ)と結婚する」というコピーと共に、血で描かれたハートマーク。2人の前代未聞の獄中結婚を象徴するビジュアルとなっている。

柳楽は「脚本を読ませていただき、夏目アラタというキャラクターは今まで自分が演じたことがない役柄だなと感じました。同時に、スリリングなストーリーを含めた作品そのものに魅力を感じ、是非にとオファーを受けさせていただきました」、黒島は「私が演じた真珠は、表情がコロコロ変わり何を考えているかわからない、全く掴みどころのない役です。とても難しい役だったのですが、監督の堤さんやスタッフの皆さんが信頼できる方々だったで、のびのび演じることができました。毎日ヘトヘトになりましたが…笑」とコメント。

堤監督は「原作はミステリアスでスリリング、先が読めないストーリー性にグイグイと魅かれたのですが、それ以上にアラタと真珠の厭世的だけど強烈に愛を求めている姿に痺れました。映画化では原作に描かれている唯一無二なキャラクターをなんとか立体化したく俳優と頑張りました」、原作者の乃木坂は「柳楽優弥さん、黒島結菜さんの2人が危険な化学反応を起こしそうな匂いを濃厚に漂わせていますね。原作者として真珠の歯並びの再現に本気の映像化を感じました!」としている。

映画『夏目アラタの結婚』は、9月6日より全国公開。

柳楽、黒島、堤監督、原作者のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

柳楽優弥/夏目アラタ役

脚本を読ませていただき、夏目アラタというキャラクターは今まで自分が演じたことがない役柄だなと感じました。同時に、スリリングなストーリーを含めた作品そのものに魅力を感じ、是非にとオファーを受けさせていただきました。

現場では堤幸彦監督を筆頭に「いい作品にしたい」という高揚感を常に保ちながら、毎日撮影に集中することができました。アラタが対峙することになる真珠は、狂気と底知れない怖さをあわせ持つ連続殺人事件の容疑者であり死刑囚です。黒島さんが魅力的に、そしてとてもかっこよく演じられていたので、一緒にお芝居をするのがとても楽しかったです。

この作品は「もしかしたらありえるかもしれない…」という、ファンタジーとリアリティのギリギリのラインを攻めているところが個人的にはすごく面白いなと感じています。アラタと真珠がどんな結末を迎えるのか。是非ご期待ください。

黒島結菜/品川真珠役

私が演じた真珠は、表情がコロコロ変わり何を考えているかわからない、全く掴みどころのない役です。とても難しい役だったのですが、監督の堤さんやスタッフの皆さんが信頼できる方々だったで、のびのび演じることができました。毎日ヘトヘトになりましたが…笑

原作にある不気味さや怖さをしっかりと表現するために、特徴的な真珠の歯はマウスピースを作りました。何度も試作し、納得できるものができたと思います。ぜひ注目してみてください。

柳楽さんとの共演はとても久しぶりでした。拘置所でのアクリル板越しのシーンや法廷でのシーンが多く、リアルな距離感のお芝居は少なかったですが、目がとても印象的なので、対面したときに吸い込まれてしまわないよう必死でした。柳楽さんとはエネルギーレベルでお芝居ができたのかもしれないと今になって思います。たのしかったです!

一言では言い表せない映画になりました。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです!

堤幸彦監督

原作はミステリアスでスリリング、先が読めないストーリー性にグイグイと魅かれたのですが、それ以上にアラタと真珠の厭世的だけど強烈に愛を求めている姿に痺れました。映画化では原作に描かれている唯一無二なキャラクターをなんとか立体化したく俳優と頑張りました。

柳楽氏はすっかり大人になっているのですが、少年のギラリとした視線を保ち続けていて安心しました。そして、アラタの巻き込まれながらも目覚めた心情、それへの葛藤や裏腹な切なさを演じ切るという難役をきっちりこなしてくれました。

黒島さんは一言「ヤバい」です! 見たことない彼女です。ぜひ見てください!

■原作:乃木坂太郎

柳楽優弥さん、黒島結菜さんの2人が危険な化学反応を起こしそうな匂いを濃厚に漂わせていますね。原作者として真珠の歯並びの再現に本気の映像化を感じました!

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