県立広島病院、4年ぶり赤字見通し コロナ病床維持で患者の受け入れ減少

県立広島病院

 広島県は県立広島病院(県病院、広島市南区)と県立安芸津病院(同県東広島市)の2023年度の経常収支がそれぞれ15億円と4億円の赤字になる見通しを明らかにした。

 新型コロナウイルスの5類移行を受けて国の補助金が減ったのに加え、コロナ対応の病床を維持しているため通常の患者数が回復していないことが主な要因。県は医療機器を充実させ、地域の医療機関との連携を強めることで収支の改善を図る。

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