永谷園「ゆうげ」vsアマノフーズ「いつものおみそ汁」フリーズドライ味噌汁のカロリーや塩分は?

「ゆうげとうふ」と「いつものおみそ汁 なめらかとうふ」/(C)日刊ゲンダイ

【買うならどっち? 独自目線でジャッジ】

フリーズドライの味噌汁編

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これから暑くなると、朝、スープなど温かい飲み物を料理する人は減るかもしれません。

でも、お味噌汁なら夜でも大丈夫。冷やしても大丈夫。たった一杯のお味噌汁が健康にいいようです。

食物繊維の成分が入っているから便秘が改善されます。ということはダイエットにもいいかもしれません。そしてビタミンが含まれているので肌にもいいですね。それから更年期障害も改善してくれるようです。

さらに、味噌には酵素や酵母の働きから出る物質の脂肪酸エチルが、がんを引き起こす力を失わせる働きもあるそうです。全国27万人を対象とした調査で、味噌汁を毎日飲む男性は、全く飲まない男性に比べて33%も胃がんによる死亡率が低いという結果があります。

お味噌汁をイチから料理するのが面倒という人には即席味噌汁があります。最近は生の味噌が小分けにされていて、お湯を入れるだけですぐに飲めるものもありますが、夏は消費期限に注意が必要です。

そんなときには、フリーズドライタイプも便利です。災害時の保存食としても便利でしょう。

永谷園のフリーズドライブロックタイプの白みそ「ゆうげとうふ」(108円=税別)は1袋7.5グラムで27キロカロリーです。

アサヒグループ食品の「アマノフーズ味噌汁売上1位(2021年10月から22年9月販売累計)」とパッケージに書かれている「いつものおみそ汁なめらかとうふ」(同108円)は10グラムで36キロカロリーとあります(1袋ではなく1食分と書かれています)。

いずれもカロリーが低いとありがたいですね。気になる食塩相当量は、永谷園が1.5グラムあり、アサヒが1.7グラムとやや多いです。塩分を気にする人もいるでしょう。このあたりは、塩分の量で選ぶ人もいるかもしれませんね。

永谷園の袋をハサミで横に切って、取ろうとすると、中身が大きめなので、取り出すときに少し壊れてしまった。アサヒは、プラスチックの受け皿がついていたので、すぐにお茶碗に入れることができました。

どちらも四角で紙コップにも入る大きさなので便利です。アサヒはネギとわかめも大きめで、深ネギも入っていました。

とうふの量、形はそんなに差はないですが、でもアサヒのほうがややしょっぱいかな。

私は量が多く具が大きめのアサヒをとるかな。

(柏木理佳/生活経済ジャーナリスト)

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