CATLの高安全性能シャーシをAVATRに搭載、時速120キロの正面衝突でも発火せず

バッテリーメーカーやEVメーカーはバッテリーの安全性に関する研究開発を続けている。写真はAVATR12。

電気自動車(EV)業界はここ数年で急速に発展しているが、新エネ車の安全性、特に事故時の発火などへの懸念は消えない。テスラやNIO(上海蔚来汽車)などは衝突事故後の急速な発火で物議を醸している。

バッテリーメーカーやEVメーカーはバッテリーの安全性に関する研究開発を続けている。

長安汽車、通信機器大手ファーウェイ(華為技術)、車載電池大手CATL(寧徳時代新能源科技)の3社が共同で設立した自動車メーカー「AVATR(アバター、阿維塔科技)は3月29日の春季発表会で、同社のEV「AVATR」について、「世界で初めてCATLの磐石(PANSHI)高安全性能スライドシャーシを搭載する量産車だ」と述べた。

磐石シャーシは世界初の超高安全基準の純電気シャーシソリューションであり、CIIC一体化スマートシャーシとCTC技術革新を通じて80%以上の完成車衝突エネルギーを吸収でき、時速120キロの正面衝突でも爆発や発火をせず、自動車の安全性評価「NCAP」の五つ星安全基準(時速56キロの正面衝突でも爆発・発火しない)をはるかに超える。

バッテリーメーカーとEVメーカーは新エネ車の安全のための「新基準」を共同で作っている。(編集/CL)

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