篠原涼子&バカリズム「イップス」に落胆の声が上がる謎解き かつての“視聴率女王”終わりの始まりか

かつての高視聴率女優も…(C)日刊ゲンダイ

ネット上には《バカリズム&篠原涼子 最高の組み合わせ》と評価する書き込みがある一方で、《ギャグもちょっと古くさい》《制作陣もキャストも豪華なのに》《途中離脱かな》なんて落胆の声も少なくない。12日にスタートした篠原涼子(50)&バカリズム(48)ダブル主演の「イップス」(フジテレビ系=金曜夜9時)の話。

脚本は「ドラゴン桜」第2シリーズ(2021年TBS系)、昨年の「となりのナースエイド」(日本テレビ系)などを手掛けたオークラ氏。“書けなくなった”ミステリー作家(篠原)と“解けなくなった”エリート刑事(バカリズム)の“絶不調バディ”が、絶妙会話術と掛け合いで事件を解決するミステリーコメディーという設定も、「いかにも面白そうで、期待値が上がりすぎてしまったのかもしれません」とテレビ誌ライターがこう続ける。

■やっぱり篠原さんの《演技が古い》の声

「《面白くない》というほどでもないんだけど、《中途半端》《テンポが悪い》《微妙》《イマイチ》……期待が大きかった反動で、続けて見るほどではないという感想を持った視聴者が多いような印象です。中には、いまだに『イップス』がバカリズムさんの脚本と誤解している視聴者もいるようで、昨年話題になったバカリズムさん脚本の『ブラッシュアップライフ』(日テレ系)と比較して、《主演は篠原涼子より安藤サクラの方が良かった》なんて声もあるほどです。それにまあ、篠原さんにはアンチも少なからずいますしねえ。やっぱりと言うか、篠原さんの《演技が古い》という指摘もチラホラあります」

「イップス」の初回の平均世帯視聴率は5.8%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。同枠の前作、桐谷健太(44)主演の「院内警察」の初回7.1%を下回ってしまった。

「TVerのお気に入り登録数も53万人ほど(18日現在)と思ったほど伸びてきません。今のバカリズムさんは芸人としても脚本家としても評価はうなぎのぼりですから、仮に今回の『イップス』がコケたとしても次がある。ただ、篠原さんはどうでしょうか……。前回の主演ドラマ『ハイエナ』(2023年テレビ東京)から2作続けてとなると、もう“三度目の正直”に挑戦させてもらえないのがこの業界です。かつて高視聴率を誇った女王も、いよいよ《終了》の烙印を押されかねません」(在京キー局プロデューサー)

ちなみに前作「院内警察」の全話平均は5.2%。

「『イップス』も、せめてその数字を超えてこないと厳しいですね。19日放送の2話目で視聴率を下げたら、初回終了後の視聴者の反応からして、上がり目は期待薄でしょう」(前出のテレビ誌ライター)

ドラマ「イップス」のせいで女優・篠原涼子がイップスに……なんて笑えない。

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