「最大の問題は...」なぜリバプールは後半に“失速”したのか。クロップ監督が「ガス欠気味だった」と指摘した選手は?

現地4月18日に行なわれたヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝・第2レグで、遠藤航が所属するリバプールがアタランタと敵地で対戦した。1-0で勝利したものの、アグリゲートスコア1-3で敗退が決定した。

ホームでの第1レグで0-3と完敗していたなか、開始7分にもモハメド・サラーのPKで1点を返したレッズは、その後もチャンスを作るものの、追加点を奪えない。

すると後半は完全に失速。ほとんど好機を創出できず、45分間が過ぎていった。

【動画】サラーが落ち着いて決めたPK弾
クラブの公式サイトによると、リバプールのユルゲン・クロップ監督は試合後、前半と後半のパフォーマンスの違いについて問われると、こう回答している。

「後半の最大の問題は、テンポを維持できなかったことだ。トレント・アレクサンダー=アーノルドは、しばらくの間欠場していた選手だ。彼がフレッシュの間は、マッカ(アレクシス・マカリステル)と一緒にテンポ、リズム、ゲームの方向性を設定したが、(後半は)明らかに少しガス欠気味だった」

さらに、「クレイジーで、正気の沙汰でないようなプレーをしてきたマッカはこの試合でもやらなければなかった。しかし、それが違っていた」と続けている。

「いつもはそれができる(テンポを保つ)が、今夜はそう簡単ではなかった。もう少し高いリズムを保てていれば、アタランタが後半に何を変えても、それが(ブレーキの)原因にはならなかったと思う」

後半のエネルギー不足を指摘した指揮官は、「アタランタは勝ち進むに値した」と話し、相手を称えることも忘れなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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