フランフラン色に、福島市営住宅を改装 人気ブランド家具や雑貨

フランフランの家具や雑貨を設置したモデル住宅

 福島県福島市は、子育て世帯や若者夫婦に市営住宅への入居を促すため、御山町団地にインテリア雑貨ブランド「フランフラン」の家具や雑貨を備えたモデル住宅を新設した。入居者が自由にDIYを楽しめるモデル住宅も用意。市営住宅の空室増や入居者の高齢化といった課題解決が狙いだ。5月から入居者を募集する。

 木幡浩市長が18日の定例記者会見で発表した。モデル住宅は6階建て市営住宅に1戸ずつ構える。「フランフラン家具設置モデル」(2LDK、月額家賃8万5千円)は、女性に人気の高いブランドの家具やインテリアを設置して改装し、落ち着いたピンクを基調とした室内に仕上げた。

 「DIYモデル」(3LDK、月額家賃6万3千円)は、DIY作業期間の3カ月を上限に家賃を無料とする。原状回復は不要。

 市によると、昨年3月末時点で市営住宅約4千戸のうち、空室が千戸を超えていた。入居者の高齢化率は6割近くで、入居者の固定化も課題となっている。

 内覧会が28日と5月12日に開かれる。入居申し込みは5月1~16日、市住宅政策課で受け付ける。6月3日から入居できる。問い合わせは同課(電話024.525.3734)へ。

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