山肌ピンク 山桜が満開 名立区の宇山

満開を迎えた名立区の宇山の山桜

名立区の宇山(標高約313メートル)の山桜が満開を迎え、濃淡の異なるピンク色の木々が山肌に彩りを添えている。ウグイスのさえずりが響き、海を望むのどかな田園風景が広がっている。

宇山には約1000本の山桜が自生。NPO法人「名立の100年後を創造する会」(久保埜光夫会長)が上越の桜の名所にしたいと手入れを続けている。

今年は、例年より5日ほど早く開花が進み、15日にほぼ満開となった。同会によると、手入れの効果が表れ、花付きは年々良くなっているという。「これだけ多くの山桜を見られるのは、近隣ではここが一番。ぜひご覧ください」とアピールしている。

宇山は鳥ケ首岬灯台近く、国道8号から名立・谷浜インターチェンジに向かう県道87号を進むと右手に見える山。駐車場の看板がある場所に停車して観賞する。

© 株式会社上越タイムス社