渋野日向子はパーオン率38%で手痛い出遅れ「ショットが本当にボロボロ」

今季メジャー初戦は悔しいスタート(撮影/村上航)

◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 初日(18日)◇ザ・クラブ at カールトンウッズ(テキサス州)◇6889yd(パー72)

パーオンした最終18番も1m強のパーパットがカップに蹴られるフィニッシュ。唇を噛みしめ、渋野日向子は4オーバー「76」で終えたプレーを悔しさがあふれた。

午前8時32分に1番からティオフしたこの日、2番から2連続ボギーと序盤からままならない流れにもがいていた。2番はフェアウェイからの2打目がグリーン左奥のラフまでこぼれて3オン2パットのボギー。3番(パー3)もティショットが奥のラフへと転がり、アプローチを寄せられずにボギーを喫した。

グリーンを狙うショットがこぼれる場面も(撮影/村上航)

「ショットが本当にボロボロだった。チャンスについたパー5とかで(バーディを)獲れれば良かったんですけど、なかなかね。伸ばせなくて残念です」。後半に比べ、前半はまだ風が吹いていたわけではなかった。午前組のプレーでもすでにグリーンは硬く仕上がっており、手前にボールを落としてもカップから離れていく場面も目立ったが、「それもあるかもしれないけど、それのせいではないかなという感じ(もある)」

折り返しの9番(パー5)では好感触だったフェアウェイからの2打目がピン左4mほどについて初バーディを奪取。次の10番も3オン1パットのパーで耐え、立て直しの気配も漂わせた。

中盤に耐える時間もあったが…(撮影/村上航)

風が強くなった後半も15番までパーを並べたが、16番で4つ目のボギー。フェアウェイキープ失敗3ホールに対し、パーオン率は38.89%(7/18)にとどまった。「グリーンを狙うショットの精度があまりにもひどかったんで話にならない。アンダーを出さないと(予選を)通りもしない。初日にいいところにいられないのがすごい残念ですけど…悔いの残らんように頑張りたいです」

2日目は巻き返し必須(撮影/村上航)

ドライビングレンジに直行して行った練習は午後4時過ぎまで続いた。あす2日目は午後1時32分(日本時間20日午前3時43分)に10番ティからスタートする。(テキサス州ザ・ウッドランズ/石井操)

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