台湾のハーメスエピテック 大津町の新社屋完成 半導体製造装置メーカー

テープカットするハーメスエピテックの林士青会長(右から2人目)、木村敬新知事(同3人目)=15日、大津町
ハーメスエピテックの日本法人の新社屋外観=15日、大津町

 台湾の半導体製造装置メーカー「ハーメスエピテック」の日本法人が大津町室に建設していた新社屋が完成、15日、現地で落成式典があった。台湾積体電路製造(TSMC)の工場に納めるイオン注入装置などを保守管理する拠点となる。

 鉄筋コンクリート造り4階建てで延べ床面積は約1280平方メートル。台湾からの従業員約15人が駐在する。1階がオフィスで2、3階に従業員用住居を14室設けた。4階にはフィットネスルームやマージャン卓も設置。日本法人の田口雄三社長は「社員を大切にする台湾文化の表れ」と話した。

 落成式には、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表や16日に就任する木村敬新知事、金田英樹大津町長ら50人が出席。日本法人の林士青会長は「2年前から計画していた。さまざまな方の協力に感謝する」とあいさつ。木村新知事と金田町長は、台湾からのエンジニアを、連携して支援していく姿勢を強調した。(草野太一)

新社屋の社員寮の一室=15日、大津町

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