高速道路のガソリンスタンドの特徴
高速道路のガソリンスタンドでの給油は、一般道路のガソリンスタンドで給油した場合と比べると価格が高くなる傾向にあります。
理由はおもに以下の3つです。
__・価格競争が起こりづらいこと
・ガソリンの給油以外に収入源がないこと
・人件費やガソリンの輸送費がかかること__
高速道路のサービスエリアにはガソリンスタンドは基本1つしかなく、競合がいないため、価格を下げる必要がありません。
また、一般のガソリンスタンドにあるような洗車・車検・オイル交換などの給油以外のサービスがないことも価格が高くなる理由の1つです。
さらに、高速道路のガソリンスタンドは24時間営業の場合が多く、その分人件費がかかったり、ガソリンスタンドまでガソリンを輸送する際にも高速道路料金を支払わなければいけなかったりするため、コストがかかります。
このような高速道路特有の事情から、一般道路のガソリンスタンドよりも給油価格が高くなっています。
一般道路にあるガソリンスタンドで給油した場合
一般道路のガソリンの全国平均価格は、表1の通りです。
表1
※経済産業省 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」を基に筆者作成
それぞれのガソリン価格は、地域や週や月で変動します。
仮に、レギュラーガソリンを30リットル給油する場合は、5238円かかります。
高速道路にあるガソリンスタンドで給油した場合
高速道路のガソリンの全国平均価格は、表2の通りです。
表2
※参考資料を基に筆者作成
仮に、東日本の高速道路でレギュラーガソリンを30リットル給油する場合、5370円〜5970円となり、一般道路でレギュラーガソリンを30リットル給油した場合と比べると132円~732円高くなることが分かります。
高速道路よりも一般道路で給油したほうがお得
高速道路のエリアにもよりますが、一般道路のガソリンスタンドで給油したほうが数十円〜数百円分お得になります。
高速道路のガソリンスタンドは、特有の事情から一般道路のガソリンスタンドよりも価格が下がることは考えにくいです。
長距離を高速道路で運転する場合は、高速道路に乗る前にガソリンの量を確認して、一般道路のガソリンスタンドで給油をしてから乗るとよいでしょう。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査
東日本高速道路株式会社 ドラぷら E-NEXCO Drive Plaza エリア別燃料油販売価格(油種別)
中日本高速道路株式会社 NEXCO中日本ドライバーズサイト エリア別燃料油販売価格(油種別)
西日本高速道路株式会社 NEXCO西日本 油種別販売価格(現金)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー