パソコンに警告音、操作不能に→画面の番号に電話、次々要求…69歳女性、電子マネー106万円だまし取られる 兵庫・西宮

兵庫県警西宮署=西宮市津田町

 19日午前1時ごろ、兵庫県西宮市の無職女性(69)から「パソコンのウイルス対策名目で、106万円分の電子マネーをだまし取られた」と110番があった。県警西宮署が詐欺事件として調べる。

 同署によると、女性が18日夜、自宅でパソコンを使っていると、警告音とともに複数の画面が開き、操作できなくなったため、画面に記載された電話番号に連絡。電話口の男から「ウイルス対策ソフトを購入する必要がある」などと言われ、電子マネーを送るよう指示された。

 女性はコンビニで6万円分を購入したが、「番号が間違っている」などと言われ、その後、16万~40万円分のカード計12枚を買い、5回にわたって指示された画面にカード番号を入力したという。要求金額が増えていったため、不審に思い、被害に気付いた。

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