じつは減らすだけでは快適にはならない!居心地が悪いリビングに共通する3つの特徴

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居心地の悪い空間と聞けば、何となく汚くて雑然とした空間が思い浮かびますが、ものを減らしすぎても居心地が悪くなることもあるそう。整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんは、かつてものを必要最低限まで減らしてみたものの快適な空間にはならなかったそう。

経験をしたからこそわかった、「居心地が悪いリビングに共通する3つの特徴」について教えてもらいました。

1.くつろげるアイテムをいっさい置いていない

ものを減らしてすっきりはしたものの、くつろげるアイテムをいっさい持っていないとなかなかくつろぐことはむずかしいでしょう。

ソファーは持たなくても、長時間床に座りっぱなしだと身体の負担も大きいです。座布団やコンパクトな椅子でもいいので、じぶんがほっと落ち着ける居場所づくりは意識してほしいところ。

くつろげるアイテムを持つことはムダではなく、必要なものとしてカウントしましょう。

2.お気に入りを持っていない

今使っているものが必要なものだからとはいえ、気に入ったものでないと見るたびに気持ちが萎えてしまい、居心地の悪さを感じてしまうこともあります。

お気に入りを持つためにものを増やす必要はありませんが、今使っている必要なものをお気に入りのものへとアップデートしてあげると、増やさずに満足度をアップさせることができますよ。

視界に入るものすべてをお気に入りのアイテムにすると、いつまでもいたくなるようなお気に入りの空間へとバージョンアップするでしょう。

3.空間に愛着を持てていない

空間に愛着を持てていない人の多くは、「家はただ住む場所」だと考えている人が多いです。そのため、快適に過ごすための努力をせず、ますます居心地を悪くしている可能性があります。

古くても狭くても、自分の手で必ず快適な空間はつくれます。家族のことよりもまずは自分の「好き」に従ってみて!自分の城を築き上げるつもりで動けば、ご機嫌で過ごせる時間も長くなり、結果的に家族にとってもメリットは大きいでしょう。

幸せな時間を増やすことが居心地アップにつながる

部屋が片づいていることは前提として、リビングにいるだけで「ほっと落ち着く」、「幸せ」だと感じる時間をいかに多くつくるかがカギとなります。

ずっと眺めていられるようなものを持つと幸せ度はアップしますよね。時間を味方につけて、そういうアイテムを少しずつアップデートしていくとよいです。また、模様替えやおうちカフェなど、家であまりお金をかけずに楽しめることを広げていけば居心地のよい時間を過ごせるようになるでしょう。

■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションでの家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するインスタグラムが人気。インスタグラムは@utatanenet_home。
編集/サンキュ!編集部

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