EL4強入りを逃すも手応えを口にしたクロップ監督「勝利の道に戻ってきた」

リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督がアタランタ戦を振り返った。18日、イギリスメディア『スカイ』が同監督のコメントを伝えている。

ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグが18日に行われ、アタランタとリヴァプールが対戦した。11日に行われたファーストレグでは本拠地『アンフィールド』で0-3の敗戦を喫し、大きなビハインドを抱えたまま運命のセカンドレグに臨んだリヴァプール。試合は、開始早々の7分にPKからモハメド・サラーがゴールを沈め、アウェイのリヴァプールが先制に成功する。しかし、以降は両者ともに得点を奪えず、そのまま1-0で終了し、2戦合計3-1でアタランタが準決勝に駒を進めた。

試合後のインタビューに応じたクロップ監督は、「自分たちに大きなハードルを与えたのは明らかだった」と結果的に敗退の要因となったファーストレグに対する後悔を口に。一方、「今夜の試合は、選手たちが見せた意欲とパワーにとても感心した。彼らのプレーは信じられないほど素晴らしかった」とアタランタ戦のパフォーマンスに称賛を送っている。

また、「本当にトリッキーだったし、ちょっと急ぎすぎたところもあった」と述べつつ、「トレント・アレクサンダー・アーノルドのコンディションがもう少し良かったら、もうちょっと長くプレーできただろう」と負傷明けながら先発でプレーしたイングランド代表DFについてコメント。続けて、「彼がプレーしたということでさえ信じられないことだ。最終的には彼はガス欠になっていた」と同選手が万全な状況ではなかったと明かした。

しかしながら、「私たちは試合に勝った。それが私たちが見せたかった反応だった」と手応えも告白。さらに、「我々はリーグに集中しなければならないし、まさにそれがこれから私たちがやることだ。今夜は試合に勝ったので、勝利の道に戻ってきた」と見解を示し、「複雑な感情だ。敗退したが試合には満足している。ダブリン(決勝の舞台)に行きたかったが、そうはならなかった。あとひとつコンペティションが残っており、そこに全力で取り組むつもりだ」とプレミアリーグ制覇に向けた決意を語っている。

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