新デマンド交通実証へ 「万博国際交流プログラム」の対象自治体に 那須塩原市長会見

とちぎテレビ

那須塩原市の渡辺美知太郎市長は18日の会見で、マイカーを使えず最寄りのバス停までが遠い市民を自宅まで送迎する新たなデマンド交通の実証運行を行うと発表しました。

那須塩原市では市内を走る地域バスとタクシー「ゆーバス」と「ゆータク」を運行していますが、公共交通の空白地帯をなくし、より一層利用してもらおうと、最寄りのバス停から自宅までをタクシーで送迎するサービスを行います。

その名も「ゆータクプラス」で、利用者の負担については、1回の乗車ごとに運賃を支払うのではなく、大人1人の1カ月の運賃を5800円の定額にして乗り放題にすることも検討しています。

今月(4月)から市民に意見を聞く「パブリックコメント」を行ったうえで、5月に関東運輸局に新しい路線を申請した後、8月ごろをめどに実証運行を行いたい考えです。

一方、来年(2025年)4月の大阪・関西万博に向けて参加国や地域との継続的な交流をしていく「万博国際交流プログラム」の対象自治体の第一弾が政府から発表され、那須塩原市も31の自治体の中に選ばれました。

これまでおよそ20年にわたり交流がある姉妹都市のリンツがあるオーストリアと「音楽」「合唱」を通して交流を深めるということで、すでに先月(3月)、リンツの音楽学校の生徒が市内の中学校を訪れています。

リンツからは来月(5月)にもホームステイの子どもたちが、那須塩原市を訪れる予定です。

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