【MLB】前田健太炎上でガックリ 3回途中3被弾6失点KOで遠い今季初勝利

レンジャーズ戦に登板した前田健太(ロイター=USA TODAY Sports)

米大リーグのタイガース・前田健太投手(36)が18日(日本時間19日)のレンジャーズ戦に先発し、3回途中まで毎回の3被弾を許し、7安打6失点でKOされた。

のっけからめった打ちにされた。先頭打者のセミエンにいきなり左中間席へ運ばれ、わずか3球で1点を献上。さらに、2回も先頭打者への四球から1点を失ってなおも無死二塁のピンチを招き、ハイムにスプリットを右翼席へ叩き込まれ、この回だけで3点を追加された。

悪夢はまだ終わらない。4点ビハインドとなった2回の攻撃で、味方打線が一挙4点を挙げて同点。序盤の失点を全て帳消しにしてもらったが、前田は続く3回も立ち直れなかった。一死からガルシアに甘く入ったスプリットを完璧に捉えられ、勝ち越しの5号ソロを被弾…。マウンドでガックリとヒザをついた右腕は二死後に与えた四球から味方守備のミスもあって失点を重ね、降板を余儀なくされた。

今季初勝利を目指した前田はこの日が4度目の先発登板。マウンドを降りた後、味方の反撃で同点に追いついてもらって敗戦投手こそ免れたが、防御率は6・00から7・64まで悪化した。今月11日に36歳を迎えたベテランのメジャー66勝目が遠い。

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