船橋ニンジンでグミできた JAいちかわが規格外活用 梨グミも出荷再開

ジェッツとコラボした包装のニンジンのグミ(左)と、千葉工大生のデザインを取り入れた梨グミ包装

 形が悪く出荷できない野菜を活用しようと、JAいちかわは船橋市産ニンジンで作ったグミの販売を始めた。とろりとした舌触りのピューレ入りで、かみしめるとニンジンの香りや甘みが感じられる。2月には規格外となった梨のグミも発売しており、今回が第2弾。食品ロス削減に加え、若者に人気のグミで、地元農作物のブランド価値向上につなげる。

 ニンジングミの包装は、ニンジン出荷用段ボールとデザインを統一。地元プロバスケットボールチーム、千葉ジェッツふなばしのチームロゴを取り入れて「船橋ブランド」を押し出した。

 梨グミは豊水品種を使用。約3万個を売り上げて、販売を停止していたが、今回のニンジングミ発売に合わせ出荷を再開した。

 両商品を企画したJAいちかわ船橋経済センターの笠井弘幸センター長(51)は「グミならニンジン嫌いな小さい子でも食べられる。船橋の梨もニンジンも、知名度を上げて、販路拡大や農家の所得向上につなげたい」と熱を込める。

 ともに税込み150円で、JAいちかわ各支部などで販売。今後、市内の小売店での取り扱いも検討する。

ニンジンのグミ(左)と梨のグミ

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