長田名物ぼっかけやカレーを具材に 豚まんの名店「老祥記」期間限定の新商品

食品会社や専門学校とコラボした新作豚まん=中央区元町通1

 兵庫県神戸市南京町の老舗豚まん店「老祥記」は、長田名物のぼっかけやカレーを具材にした特製豚まんを発売した。食品会社エム・シーシー食品(東灘区)、神戸国際調理製菓専門学校の両者とコラボした新商品。学生がレシピを考案した2商品を含むセット商品を21日まで期間限定で楽しめる。

 老祥記が地元の飲食業者とコラボする「ドリーム豚饅プロジェクト」の第3弾。これまで、神戸の人気カレー店やプロセスチーズ最大手の六甲バター(中央区)と組んできた。

 今回のカレー入り豚まんには、ミナト神戸の象徴だった旧オリエンタルホテルの味を再現したエム・シーシーの商品「100年前のビーフカレー」を具材に使用した。甘みのあるルーに県産バジルの香り、レンコンの食感がアクセント。ぼっかけを包んだ豚まんは、市内の中学校給食でも使われるデミグラスソースを添え、和洋中のハーモニーが味わえる。

 老祥記は8月4日、今回の収益を使い、こべっこランド(兵庫区上庄通1)で豚まんを手作りする子ども向けイベントを開く。

 新商品2種と通常の豚まんを組み合わせた3個入り(600円)を各日約200セットを用意し、午前11時から、曹家包子館(パオツーカン)(中央区元町通1)で販売する。同館TEL078.331.7726(森下陽介)

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