4月18日（現地時間17日、日付は以下同）に敵地ウェルズファーゴ・センターで行われたプレーイン・ゲーム。マイアミ・ヒートはフィラデルフィア・セブンティシクサーズに104－105で敗れたことで、イースタン・カンファレンス第7シード獲得のチャンスを逃した。
この結果により、ヒートはこの日アトランタ・ホークスを下したシカゴ・ブルズと20日にホームのカセヤ・センターで第8シードをかけた一発勝負へ臨む。勝利すれば「NBAプレーオフ2024」のファーストラウンドでボストン・セルティックスと対決、敗れればそこで今シーズン終了となる。
今シーズン、両チームは4度対戦して2勝2敗の五分。昨シーズンもプレーイン・トーナメントの第8シード決定戦で激突し、勝利を飾ったヒートがそのままプレーオフを勝ち上がり、イーストを制して「NBAファイナル2023」へ進出していた。
だが運命の一戦を翌日に控えた19日。ヒートはブルズ戦に向けたインジュアリー・リポートで、テリー・ロジアー（首）に加えて、ジミー・バトラーが右ヒザの内側側副靱帯捻挫のため欠場と発表。
シクサーズとのプレーイン・ゲームで、バトラーは39分39秒プレーして19得点4リバウンド5アシスト5スティールを残していた。だが第1クォーター最後のプレーでファストブレイクからフェイクで相手選手を跳ばせてフィニッシュへ持ち込んだ際にケリー・ウーブレイJr.と交錯してしまい、着地時に右ヒザを痛めたことでコートへ倒れ込んで苦悶の表情をうかべていた。
その後バトラーはそのままコートで戦い続けていたのだが、試合後には足を引きずりながら歩いており、『ESPN』は数週間の離脱になる見込みと報じている。
ブルズとの一発勝負で、ヒートは大黒柱バトラーとスコアリングガードのロジアー不在で挑むこととなった。バム・アデバヨやタイラー・ヒーロー、ケイレブ・マーティン、ハイメ・ハケスJr.らがどれだけカバーできるかがカギとなるものの、最重要人物のケガによる離脱で戦力ダウンしてしまうことは否定できない。
