ミズバショウ、すっくと 飯豊・眺山群生地開園

暖かな陽気に誘われて咲き誇るミズバショウ=飯豊町添川

 飯豊町添川の眺山水芭蕉群生地が18日、オープンした。暖かな陽気に誘われてミズバショウが麗しく咲き誇る中、開園式が行われた。5月の大型連休まで楽しめそう。

 式には、関係者ら約40人が出席。総合学習の一環で訪れた添川小3、4年生がテープカットで祝い、児童代表の4年安仲歩君(9)が「ミズバショウは白い部分が葉で、真ん中の黄緑色が花。今日は調べたことを確認したい」とあいさつした。早速、子どもたちは遊歩道を散策し、純白の苞(ほう)が開いた姿を観察した。

 地元住民による「眺山観光協会」(佐藤芳栄会長)が45年前から草刈りや木道整備などの保全活動を進め、約50アールに1万5千株ほどが咲く名所に育てた。入場無料。

 群生地は道の駅いいで「めざみの里観光物産館」から国道113号を東進し、県道椿川西線を川西町方面へ約1.5キロ。町のホームページに案内図が掲載されている。

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