茅ヶ崎の市民団体ミクシテ ジェンダー紙続刊 市内公共施設などに設置 茅ヶ崎市

機関紙を手に笑顔の(左から)新井陽子さん、松本代表、小磯妙子さん

市民団体のミクシテ(Mixcite・茅ヶ崎市ジェンダー平等推進計画を推進する会)が3月、6年ぶりに機関誌「ミクシテ」を発刊した。

同会は1998年、女性議員を増やす目的で「市民バックアップセミナー」の団体名で発足。2001年には茅ヶ崎市の「ちがさき男女平等参画プラン」の策定に関わったほか、団体名を男女が混在・共生する生活・政治空間を指す「ミクシテ」に改称した。現在は、23年度に策定された「茅ヶ崎市ジェンダー平等推進計画」の推進を活動の主眼に据え、市議会議員や地域活動に尽力する市民ら約10人で運営。月に1回会合を開き、政治、社会情勢についてジェンダーの視点で切り取り、さまざまな議論を重ねている。

このたび続刊した22号は全12ページ。ジェンダー不平等、LGBT、性別変更、ジェンダー教育、少子化、DV防止法などの論点について寄稿が掲載されている。同誌は市内公共施設に設置されているほか、市ホームページでも閲覧できる。

続刊に当たり、代表の松本順子さんは「ジェンダーは女性だけではなく、男性の問題でもある。諸問題をそうした視点から見ることを知ってほしい。私たちも発刊を通じて生きづらさの解決の一つとして、ジェンダー平等を理解してもらえるように取り組んでいきたい」と話した。

© 株式会社タウンニュース社