全国120の酒蔵が六本木に集結 日本酒の魅力を世界に発信

日本酒の魅力を発信しようと、12日間にわたり六本木ヒルズに全国から厳選された酒蔵が集結しています。初日の4月18日は、能登半島地震で被災した地域の酒蔵が出店し、北陸自慢の日本酒を振舞いました。

港区の六本木ヒルズアリーナで4月18日から始まった「CRAFT SAKE WEEK」は、日本酒を通じて日本文化の素晴らしさを国内外に向けて発信する目的で2016年から開催されています。

来場客:「(Q:お酒はいかがですか?)めちゃくちゃ美味しいです」「ちょっとずつ色々なお酒(を飲めて)新しい発見があったりしてすごく楽しい」「日本のお酒ですし、海外では日本酒の売り上げ伸びているようなので、こういうイベントを通じて広がって欲しい」

イベントを主催したのは、元サッカー日本代表で引退後は日本文化の発信に尽力している中田英寿さん。自ら日本全国を巡り見つけた120の酒蔵から、毎日テーマに沿って選んだ10の酒蔵の日本酒を日替わりで味わうことができます。

記者:「こちらがきょう出店している酒蔵です。富山や新潟、石川など、能登半島地震で被災した地域の酒蔵が出店しています」

初日のテーマは「頑張れ、北陸!!の日」。従業員が家を失うなど、酒造りに大きな影響を受けた北陸の酒蔵が地元の活力を取り戻すため出店し、イベント限定の日本酒を来場客に振る舞いました。

車多酒造 車多慶一郎専務:「お酒の味わいを実際に感じて楽しんでもらいたいし、能登に思いを馳せてもらえれば」

吉田酒造店 吉田泰之社長:「引き続き(能登の被災地を)忘れずに飲んで食べて、石川のものを購入して応援してもらえるとありがたい」

また、日本酒以外にも予約困難な都内の名店など一日5店舗が出店し、日本酒にあわせて食も楽しむことができます。イベントは4月29日まで開催されます。

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