大谷翔平 ポストシーズンで二刀流復活も!真美子さんの愛の力で右ヒジ超速回復

投球プログラムをこなす大谷。二刀流復活が早まるかもしれない

【ワシントン18日(日本時間19日)発】いよいよ「SHO―TIME 2024」が本格的に鳴り響くことになりそうだ。ドジャース・大谷翔平投手(29)は17日(同18日)に行われた本拠地ナショナルズ戦に「2番・DH」でフル出場し、4打数3安打の固め打ち。昨年9月に受けた右ヒジ手術の影響で今季は打者に専念する方針だが、回復は順調そのものだ。しかも真美子夫人(27)の存在が後押しとなり、悲願のワールドシリーズ制覇に向けた“秘密兵器”として今季中の「二刀流電撃復活」がささやかれ始めている。

バットの勢いが止まらない。ドジャー・スタジアムの大声援に後押しされ、大谷はナショナルズ戦で5試合ぶりとなる今季3度目の1試合3安打。2戦連続の複数安打で打率を3割6分にまで引き上げ、さらにチームメートのムーキー・ベッツ内野手(31)と並んでナ・リーグトップタイ(同日時点)に躍り出る今季31安打をマークした。連続試合出塁も17にまで伸ばした絶好調モードのユニコーンには、つい前日まで得点圏打率の低さに苦言を呈していたロバーツ監督も「ファンタスティック」と手のひら返しで称賛している。

ここまで手術明けとは思えないパフォーマンスを披露し続けている大谷は、すでに指揮官が明言した通り「DH」での起用が基本線。だが、ここへきて「二刀流復活」が想定外に前倒しされる可能性も浮上してきている。というのも、新たな伴侶となった真美子夫人が順調な回復ぶりをさらに後押しするかもしれないというのだ。

「もちろん二刀流は来季からとするのが基本的な考えだろうが、早まる可能性は十分ある。ワイフのマミコは料理が得意だと聞いているし、何より彼女はもともとアスリートだ。これはオオタニにとって大きなプラスになるはずだ」(ア・リーグ球団スカウト)

真美子夫人はバスケットボールの元日本代表としても活躍した。それだけに、スポーツ選手に不可欠な栄養学などの知識も豊富。そんな愛妻の“手料理”が大谷のパフォーマンスに追い風を吹かせるとみているというのだ。

ドジャースの戦略面でも大谷の早期投手復帰は、これ以上ない“隠し玉”となる。別のMLB関係者は「ドジャースがプランをひた隠しにし、ポストシーズンにでもオオタニが出てきたらわれわれにとっては脅威だ。スターター(先発)や昨春のWBCのようにクローザーで出てくることはないだろうが、マウンドに立たれるだけで計算に狂いが生じる。注意深く観察しておく必要がある」と早くも警戒を強める声まで上がる。

右ヒジにメスを入れた大谷が選んだのは、復帰までに1年以上を要するトミー・ジョン手術ではなく、損傷した靱帯に自身の腱に加え、人工靱帯を移植する「ハイブリッド方式」だった。執刀したニール・エラトロッシュ医師は当初、リハビリが順調に進めば「9月の最終週には実戦形式に登板できる」と示唆。ライブBPなどのより実戦形式に近い練習を再開できるとしていたが…。

大谷は3月下旬から投球プログラムを再開。15メートルほどの距離で50球程度を投げ、今月16日(同17日)にも術後10度目となるキャッチボールを行った。超人的なプレーで世界のド肝を抜いてきた大谷。今度は夫人とのタッグで“超速回復”を見せるのか、今後も動向から目が離せなくなりそうだ。

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