クロップ体制下最後のELは8強止まり……それでもリヴァプール主将ファン・ダイクは前を向く「失望している暇はあまりない」

写真:リヴァプールのファン・ダイクがプレミア制覇に向けて気持ちを切り替える ©Getty Images

リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、アタランタ戦後にインタビューへと応じ、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝敗退という事実に向き合った。

現地時間4月18日に行われたEL準々決勝2ndレグのアタランタvsリヴァプール戦は、前半7分にエジプト代表FWモハメド・サラーのPK弾でリヴァプールが先制。本拠地『アンフィールド』で行われた1stレグを0-3で落としていた“レッズ”にはさらなる得点が必要だったが、その後追加点を奪うことはできず、2戦合計スコア1-3でEL準々決勝敗退が決まった。

リヴァプールの地元紙『リヴァプール・エコー』は、試合後にインタビューへと応じたファン・ダイクのコメントを紹介。アタランタとの2ndレグに先発フル出場し、相手の攻撃を無失点で抑えたキャプテンは「今日の結果を見ると、我々は勝ってクリーンシートを維持できたし、先週よりも良いプレーができたと思う」とコメント。4月14日に行われたプレミアリーグ第33節のクリスタルパレス戦を0-1で落としたところからリバウンドメンタリティを示せたことを強調した。

リヴァプールは、2015年以降指揮を執り続けてきたユルゲン・クロップ監督の今季限りでの退任が決まっている。ELのタイトルを獲得することは叶わなかったが、チームはまだプレミアリーグの優勝争いに踏みとどまっている(首位のマンチェスター・シティと勝ち点差『2』の3位)。ファン・ダイクは「我々がしなければならないのは立ち直ること」と気持ちを切り替えた。

「以前もそうだったが、我々は困難な瞬間を皆で一緒に乗り越えてきた。成熟度と団結力を示すことが、プロフェッショナリズムの鍵だ。今日はタフな試合だったし、日曜日(4月21日のプレミアリーグ第34節フラム戦)に向けて準備を整える必要がある。日曜日の試合も今日と同様にとてもタフになるだろうし、それは我々全員が分かっている」

「誰もが肉体的にも精神的にも準備ができているかどうかを示す責任がある。皆失望しているし、僕だってそうだけど、失望している暇はあまりないんだ。我々のファンが再びスタジアムに来てくれることを願っているし、実際には何の疑いもない。まだ何かが起こる可能性があるシーズンの残り6試合では、これまで以上にファンの力が必要なんだ」

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