栃木県那須町伊王野の河川敷で2人の遺体が見つかった死体遺棄事件で、亡くなった男性(55)は、東京都台東区を中心に複数の飲食店などを経営していたとされる。
捜査関係者や登記簿によると、男性は二つの会社で代表取締役を務め、飲食業や食品輸入販売、不動産売買などを手がけていたという。中国や韓国の商品取り扱いの記載もあった。
二つの会社の本社所在地の事務所はJR上野駅近くのマンション一室。このうち1社のホームページには、JR上野駅周辺を中心に十数店舗の居酒屋や焼き肉店の情報を掲載している。
系列店を知る男性によると、事件発覚当日の16日、店は営業していた。男性は「ここ2、3年で立て続けに店がオープンした。コロナ禍で自粛要請が出ても24時間営業をしていた。客を取り合うもめ事もあったようだ」と話した。