「トイレくらい行かせてよ」通せんぼをして飼い主のズボンの裾に爪!?行く手を阻む愛猫が“最強に可愛い”

「行かせない!」と飼い主さんがトイレに行くのを阻む猫が、X(旧Twitter)に登場した。

「トイレくらい行かせてよ」というコメントと共に投稿されたのは2枚の写真。写っているのは、飼い主さんの行く手を阻む1匹の猫の姿。スコティッシュフォールドのたろうくん(1歳・男の子)だ。

1枚目では、飼い主さんがトイレに行く途中で、たろうくんが全身を使って道をふさいでいる。胴体だけでなく、前足や後ろ足もピンと伸ばして廊下を通せんぼ。まるで「ここから先は進めません」と言っているかのよう。

そして2枚目では、“通せんぼ”を進んだ飼い主さんをさらに引き留めている。たろうくんは左前脚を伸ばし、飼い主さんのズボンの裾に爪を引っかけている。懸命な「行かせないにゃー!」という行動なのだろう。

たろうくんの可愛らしい引き留めには心が揺らいでしまいそうだ。飼い主さんによると、トイレに行こうと通りかかると、廊下の端から全身を伸ばしてきたという。そして、またごうとしたところを前脚で捕まえられたのだそう。

投稿を見た人たちからは「パパさんと片時も離れたくないんだね」「最強に可愛い」「パパさん愛されてますね」との声が寄せられており、たろうくんの飼い主さんへの愛情を感じた人が多くいたようだ。

飼い主「困るけどかわいい」

実際のところ、たろうくんはなぜトイレに行くことを阻止しようとしたのだろうか?そして飼い主さんがその後、トイレにいけたのかも気になる。

飼い主さん(@taro20216)に話を聞いてみた。

ーーどれくらいの間、投稿のような状況だったの?

最初はじゃれてきた感じだったんですが、たまたま爪に引っかかって。おそらく2〜3分だと思います。その後もジーっと見つめ合っていました。

ーートイレ行きを阻まれてどう思った?

そのまま遊んでいたい気持ちになりました。困るけどかわいい。まさにそんな気持ちです。

ーーなぜ邪魔してきたのだと思う?

たまたまだと思います。ちょっと暑い日だったんで(床が)ひんやりしていて気持ちよかったんだと思います。で、僕が上を通ろうとしたときに遊んでもらえると思ったんじゃないかと。

ーーその後、トイレには行けた?

爪を丁寧に外してトイレに行きました。(たろうは)戻ってきたときには、何事もなかったかのように同じ場所で寝ていました(笑)

甘えん坊で寂しかった?

ーーたろうくんはどんな子?

すごく甘えん坊です。家に帰ってきたときにドアの前で待っていたり、ずっとくっついてきます。と思えば、自分が満足するといきなり冷たくなる猫らしい一面もあります。

ーートイレ行きを阻むのは毎回こと?

毎回ではありません。頻度はそんなになくて、今回みたいなのは月に1回あるかないかです。別の場所にいたのにわざわざ引き留めにくることもあります。また、阻止はされないですが、いつもドアのギリギリまでついてきます。

理由としては寂しいからだと思います。なので、トイレやお風呂に入っているとき、寂しいのか鳴き声が聞こえてきます。

ーートイレに行く時以外でも、こんな行動をすることはある?

あります。机で読書をしていると机の上に乗ってきたり、スマホばっかりを見ていると鳴いてアピールをしてきます(同じ目線で近くに行くと鳴きやみます)。

そういった行動を見て、たろうともうちょっと遊んであげないとダメだなと反省しています。愛しくて仕方ありません。

ーーそんな時はどう対応しているの?

顔が見えないと不安になるみたいなので、作業は中断して顔を見ながらなでなでします。落ち着いたら、なでながら作業をします。

トイレ行きを阻んだのは、たろうくんがちょうど構ってほしい時と、たまたま飼い主さんのトイレへ行くタイミングとが重なったからだったようだ。甘えん坊だというたろうくんは、これからも“構ってアピール”をしていくことだろう。

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