バターたっぷりのつぼ入りチーズカレー 槙野智章がインドで1番うまい地元メシにたまらず「優勝!」

元サッカー日本代表の槙野智章が、17日に放送された『世界頂グルメ』に出演した。世界の地元メシをリポートする番組で、今回はインドを訪問。現地の人々がリアルに食べている地元メシを捜索した。

インドは3回目だという槙野。現地民に愛されるグルメを探していると、人だかりのできている屋台を発見。家族連れで来ている客に声をかけると、ムンバイでマーケティング会社の社長をしているという。YouTubeで見かけてきたようで、社長まで引き寄せる屋台グルメに期待が高まる。

油の敷かれた鉄板に、トマト、玉ねぎ、パクチーをのせ、ニンニクやショウガ、トマトソースにガラムマサラなど、色とりどりの食材、スパイスが次々に加えられていく。鉄板で炒(いた)められた食材の上に、店員は豆カレーを投入。チーズも振りかけ、スタジオの水卜麻美アナは「おいしそう!ピザみたい」とコメント、槙野も「香りは満点!」と様子を見守る。豆カレーとともに、ナンのような見た目のパン・クルチャにトマトソースやバターをしみこませながら焼くと、インドの地元メシ、『チョーレクルチェ』が完成した。

辛いものやパクチーが苦手だという槙野。豆カレーをクルチャにのせて食べてみると、「辛っ!」と悶(もん)絶。ただ味はいいようで、「バリうめえけど辛いっす」とコメント。しかしそんな槙野にも店員は「次来てくれた時は、あなたの口に合うように作るね」と優しく対応し、これには槙野も感動。「必ず戻ってきましょう」と返した。

さらなるインドの地元メシを探すため街で話を聞いていると、『ハンディパニール』というつぼに入ったチーズカレーが最高なのだという。店に向かえば、大勢の客で満員の状態。
厨房をのぞくと、鍋に巨大なバターの塊1本、クミン、玉ねぎを加え、さらにもうひと塊バターを追加して炒(いた)めていく。そこにレッドチリやターメリックなどのスパイスが続々投入され、ヨーグルトも加えると、鍋の中にはこれぞインドカレーといった見た目の鮮やかな色のルーが輝く。そして特製のトマトソースが加えられると、調理の様子を見ていた槙野は「今まで見てきたインドの料理の中で1番期待できるかもしれない」と心待ちの様子。

カレーが完成すると、中にバターが塗られたつぼにカレーを注ぎ入れ、さらにブロック状のパニール(インド風カッテージチーズ)をゴロゴロと加えていく。その上にまたカレーを注ぎ最後に生クリームをあしらうと、アルミホイルでふたし、釜でつぼごと焼いていく。

窯から取り出されたつぼの中では、カレーがグツグツと煮立ち、最後に上から溶かしたバターが注がれた。ヒンズー教徒が国民の8割を占めるインド。店員はベジタリアンが多いからこそ、バターで足りない栄養素を補って力を出すと熱弁する。そうして出来上がったカレーを食べた槙野は、「バリうまい!」「優勝!」と叫び、これを見た店員も、言葉は通じないながらも思わず笑顔。「辛さ具合・バターの感じ。辛い・甘いっていうちょうどいいバランスで食べれる」と絶賛し、店員と熱いグータッチを交わした。

写真提供:(C)日テレ

© 株式会社 日テレ アックスオン