「七輪咲き桜」探してみて 弘前公園(青森県)に目印と看板設置

ピンク色のテープで目印をつけた「弘前七輪咲き桜」を指さす橋場主幹=18日午後、弘前公園

 青森県弘前市の弘前公園内でまれに見つかる「七輪咲き桜」をさくらまつりの来園者に楽しんでもらおうと、市は18日、一部の木に七輪咲き桜の位置を示す目印をつけた。桜守の橋場真紀子・市公園緑地課主幹は「桜が咲き出すと見つけづらくなるけど、探してみて」とPRした。

 ソメイヨシノは一般的に一つの花芽から3~4輪の花が咲くが、桜守が徹底管理している弘前公園では4~5輪開花し、まれに7輪の桜が現れる。市は、この桜を「見つけたら夢がかなう」としてPRしてきた。

 同日は「弘前公園最長寿のソメイヨシノ」にある二つの七輪咲き桜の枝に、ピンク色のテープで目印をつけたほか、写真と解説を添えた立て看板も設置した。

 市内の会社員鈴木昌子さんは「クローバーを探すくらいの確率だと聞いたことがある。自分で探すのは至難の業だけど、目印がついて分かりやすくなった」と話し、七輪咲き桜を眺めていた。

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