GWど真ん中の日を休業 働く環境の改善に「疲労が蓄積」 サガミホールディングス

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ゴールデンウィークに働く人たちが”しっかり休める”環境をつくろうとする取り組みが今、進んでいます。

もうすぐ始まるゴールデンウィーク。うまく休みを取ると最大で10連休になります。 最大で10日間の「大型連休」に向け、すでに予定が決まっている人もいるようです。 「10連休。ゴールデンウイークは、バイクでツーリングします」(会社員 60代) 「(家族と)大阪観光に行きます。ひらパー(ひらかたパーク)ってきます。USJは混んでますからね」(会社員 40代)

サービス業は繁忙期で休めない人たちも

趣味を楽しんだり、家族とお出かけを楽しんだりする人がいる一方で、こんな人たちも… 「仕事です。まとまった世間の皆さんみたいな一般的な休みはない」(サービス業 20代) 「私は介護の仕事をしているので、なかなかゴールデンウイークの休みが取れなくて」(介護職 20代) 「人が集まるイベントの仕事なので、春が一番忙しい時期なので私はなかなか休みが取れず」(イベント関係 40代)

東海地区を中心に展開する飲食店が連休の合間に一斉休業決定!その理由とは

サービス業に携わる人たちにとっては「繁忙期」となり、なかなか休みが取れないゴールデンウィーク。 そんな中で、こんな決断をしたお店が… 東海地方を中心に、256店舗の飲食店を展開する、サガミホールディングスでは、ゴールデンウィークの連休の合間にあたる5月1日を、全店休業(※一部店舗を除く)にすることを決めました。 その理由は? 「社員のプライベートの方も、しっかりと充実したものにしてもらうことで、働きがいと生きがいの両面を物・心両面で豊かにしていただけるような、家族や友人としっかりと時間を過ごしていただくような、使い方をしてもらえばと考えています」(サガミホールディングス経営企画部次長 吉本康之さん) 連休中でも、従業員がしっかりと休みをとることで、モチベーションアップに繋げたいと考えています。 ゴールデンウィークの「ど真ん中」にあたる日に休業するのにも、理由があります。 「連日、多くのお客様が来られる日が続きますので、体力的にも疲労が蓄積していきますので、途中でしっかりと1日休日をはさむことで、その前後のサービスの向上につながると考えています」(吉本さん)

働く環境の改善、周りの反応は好意的

外食のタイミングが多くなるゴールデンウィーク中の休業ですが、利用客は好意的に受け止めています。 「ないと困りますけどやっぱり休まないと、1日休むとエネルギーができる」 「家庭を持っている身として、平日より休日に思い切って休んでもらうと、どうせなら、みんなが遊びに行ける時に、自分たちも一緒になって遊べる満足感がすごく得られると思う」 従業員が働きやすい環境をつくることにより、人材の確保や定着にもつながるといいます。 「我々サービス業に従事する人間でも、しっかりとメリハリをつけて、本当に忙しい時には、一生懸命頑張ってお仕事をさせていただく半面、こういうタイミングでもしっかりと休日が取得できるということで、ひとつ働く環境の改善になるかと」(サガミホールディングス経営企画部次長 吉本康之さん)

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