三井物産とロート製薬、「余仁生」の株式取得へ

三井物産とロート製薬は、「余仁生(ユーヤンサン)」を展開している、シンガポールの漢方薬製造販売企業のEu Yan Sang Internationalの株式を取得する。

両社が共同保有を予定する特別目的会社が、シンガポールのライタス・クレーン・ホールディングスが保有する全株式を取得する。残りの14%は、譲受完了後に公開買付を行う。また、創業家も特別目的会社に一部再出資する。最終的な実質持株比率は、ロート製薬が約60%、三井物産が約30%、創業家が約10%となる見通し。株式取得総額は8億シンガポールドルとなる。

Eu Yan Sang Internationalは、1879年に創業した、東南アジア最大の漢方薬製造販売企業、シンガポール、香港、マレーシアを中心に170以上の店舗や30の漢方クリニックを運営している。

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